チョコレート消費のさらなる拡大への期待

みなさん、こんにちは!こちらのブログでは、チョコレートにまつわるお役立ち情報、Yuniversoの商品情報をお伝えしていきます。

 

今回のテーマは、日本でバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣です。「チョコレートを贈る習慣はいつから始まったの」、「最近のチョコレート消費の拡大とその理由は」、といった疑問について答えていきたいと思います。

 

  •  日本でチョコレートが贈られるようになった背景

毎年214日のバレンタインデーに、女性が男性にチョコレートを贈ることは日本では習慣となっています。現在のバレンタインデーの始まりは、1958年にメリーチョコレート会社が、新宿・伊勢丹にて日本初のバレンタインフェアを行ったことが始まりと言われています。当時はバレンタインデーを知る人はなく、3日間の売上は50円の板チョコ3枚と20円のメッセージカードが1枚の170円だったそうです(出所:日本チョコレート・カカオ協会)。

 その後、森永製菓等の各社が、バレンタインデーにてチョコレートの販売に力を入れるようになり、今日の習慣につながったと言われています。バレンタインデーのチョコを贈るという当たり前の習慣が、元々はお菓子会社の販促プロモーションから生まれた、という事実は驚きですね!

 

  • 昨今のチョコレート消費の動向

昨今、チョコレートの消費は増加傾向にあります。特にこうした傾向は2010年以降に顕著です。2010年までは年間で1.6kg~1.8kgで推移していましたが、2010年以降に増加し、直近では約2.2kgとなっています。

図表:チョコレートの1人当たり年間消費量

同時期の年代別のチョコレートの消費量を見ると、2010年頃までは30代、40代が消費の中心でしたが、50代、60代での購入額が伸びているようです(出所:お菓子何でも情報館「世帯主の年齢別に見た消費パターン」)。なぜ年齢が高い世代で消費が伸びたのでしょうか。

ひとつの要因として、チョコレートの健康効果が注目されるようになったことが挙げられます。年齢が高い世代は健康意識が高いことが予想されるので、チョコレートの健康効果が認識されたことで、より高い年齢層を中心としたチョコレートの消費拡大につながった、と言えるのではないでしょうか。

 

  • チョコレートの健康効果についての研究

今回ご紹介するのは、2014年6~7月に日本で行われた愛知県蒲郡市内外の45~67歳の男女347人を対象に行われた調査です。本調査では、カカオポリフェノールを多く含むチョコレート(カカオ成分72%のチョコを使用)を、4週間摂取し、摂取前後の血圧測定、血液検査などで身体の状態の変化を検証したものです(出所:愛知学院大学「日本初のチョコレート摂取による大規模研究 国際医学雑誌に論文掲載」2018年11月27日)。結果は、➀血圧低下、②善玉コレステロールが上昇、③動脈硬化の検査などに使われる炎症指標と酸化ストレス指標が低下、④血中BDNF(脳由来神経栄養因子)が上昇、等です。

個人的に注目すべきだと思われるのは、チョコレートを摂取した後、認知機能との関連性が報告されているBDNF(脳由来神経栄養因子)が増加したという点です!つまり、チョコレートに認知症予防の可能性があることを示す結果です。今後さらに人口高齢化が進み、認知症を予防するニーズはますます高まることが予想されます。もしチョコレートの摂取が認知症の予防に寄与するとのエビデンスが示されてそれが蓄積されれば、チョコレートの消費が一段と拡大することにつながるかもしれません。

 

なお、Yuniversoでは高カカオのチョコレート(カカオ成分72%のチョコ)を商品ラインナップに揃えておりますので是非ご賞味ください!